メガーヌが蘇る風景(2)
5速マニュアルのシフトレバーとABC3つのペダルが見える、再び蘇ったメガーヌHBの風景。
まだ移植したばかりで調整はこれから。Cペダルは当然ながら旧クーペのものだが、Bペダルもそのまま移したところちょっとCよりでハイトも高い。それでH&Tをやりやすくするため元のAT用Bペダル(下に置いてある)に戻してみようと思う。
メガーヌの本来の姿は左ハンドルですが、RHDにするためのブレーキ・マスター・シリンダーもちゃんと右に移してある。MCをそのまま左に残してパイプなどでペダルだけを持ってくるような横着なことはしていない。ただし、スペースの関係でオイルタンクは左のまま。オイルラインだけを結んでいる。
ドライブシャフトもMT用の太いものに交換したので、ハブなども一緒に交換した関係でブレーキ・キャリパーも交換となった。それでマスター・シリンダーも容量が合わないのでこれも交換。
これがクラッチワイヤーのエンジン側の端末。自動調整ゆえ、フロアから足を上げた瞬間にミートするような風に遊びを詰める調整はできない。この辺は今後の課題。
ほらちゃんとワイヤーが見えるでしょう。これは低フリクションタイプの特注品で取り回しは多少遠回りで長くなっているが純正品よりスムーズに作動する。もちろん1品製作の特注品ではあるが、もし切れたとしてもまた同じものを頼むことは可能。
ちゃんと動くことが確認されたので、次なる作業は車検をとること。89000km走ったのでエンジンのタイミング・ベルトを交換する。ちょっと音が出ていたのでついでにウォーターポンプも交換となる。
年内には完成しなかったが、2007年の年明け早々には走り出せるでしょう。これで来年はよい年を迎えられる。
新車で買ったときよりも感激。コワイのが請求書。栗ちゃんなるべく安くしてね。
フランス車のある風景
目つきの変わった新型メガーヌ。よりシンプルで若々しくなった。けど、個人的には今までの方が落ち着きがあって好き。
新型車の改良されたシート。写真ではわかりにくいが、座面の後傾角が深くなった。取り付け自体もすこし変わったような気もするが、根本的には二重フロアゆえに後部の取り付け点を下げることは出来ない。GCはフロアを低くするために二重フロアを採っていないので、結果としてシート取り付け点(後部)を下げてあり、座面後傾角は確保されている。だからメーカーも後傾角の意味は理解している。そこで今回の改良は主にクッションの固さの分布を工夫して、前部を固く/後部を柔らかく、することにより、座ったときにお尻が下がることになり、結果として体重の分布が座面から背面へ移る割合が増えたので、疲れなくなった。これはかなり効果として大きい。最初からこうすべきだった。
これはメガーヌ発表試乗会のときの初期のシート。写真ではよくわからないかもしれないが、座面は水平に近いので、上体の重さがほとんど全部腰に集中する。よって長時間座っていると疲れやすい。「北極圏の夏を走る」で40日間で2万キロ走ったときは本当に参った。
メーターの文字や色、照明が変わって、夕方頃の薄暗い時間でも読みやすくなった。
これはルクセンブルグで行われた試乗会の時のショット。このクーペが気に入ってしまったが、当時はMTがなかったり、くだんのシートが具合わるかったり、PSの感触が今ひとつしっくりこなかったり、自分で買う決心はつかなかった。そこでリースカーを借りて走ったが、2万キロ走ってもうイイやという納得がいった。今の顔はやっぱり好きになれない。
PSの改善は、コラムシャフト中間のラバーカップリングが改良され、メタルコンタクトになってレスポンスを向上させた。微舵応答はたしかに良くなったが、今度は電気モーターによるアシストのレスポンスが上がり、中速コーナーなどで保舵しているときに、過敏反応をおこしてチョロチョロするというか、路面の状態により反力感として行ったり来たりする感覚があり、ハンドルを持っていたくなくなる。この現象はZ4などでより顕著にみられる。気にしだすといたたまれなくなる。
よって現状では、電気モーター直動式のPSよりも、モーターで油圧を発生させるタイプの油圧PSの方が操舵フィールとしてはイイ。
こうした経過をみていると、やはり不具合な点は時間がかかっても改良されるのだから、ユーザーはもっとビシビシ文句をいうべきだろう。
メガーヌは昨年度、西ヨーロッパで62万台を販売、もちろんクラストップでゴルフよりも売れている。今回のマイナーチェンジで、ほぼ満足の行く完成度を得たのでどなたにもオススメできる。当然MTがオススメだが、1・6と2・0リッターの両方に用意されている。
Author:ヴィアッジャトーレ
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