ゴルフ1・4のある風景 (TSI シングルチャージャー + 7DSG)

ゴルフ1・4TSI トレンドラインは、これまでのゴルフ系の廉価版ゴルフEに比べて、+3万円の248万円。ツインチャージャーの140psエンジン付のコンフォートラインの方は289万円。

ターボユニットはエキゾースト・マニホールドと一体になっている。

過給された圧縮空気はインタークーラーで冷やされるが、この場合は水冷式のインタークーラーが一体化されていて、そのままインテーク・マニホールドへと繋がっている。このため吸気経路が短縮され(11Lから4・8Lへ)、レスポンスを向上させている。

ターボ部分のアップ。

エンジンルームに納まったところ。1・4の排気量には見えないほどギッシリ詰まっている。だが、これまでのターボ・エンジンのように、インター・クーラーなどの給気パイプの取り回しは複雑にならずにシンプルにまとまっている。これで122ps/5000rpmと20・4kgm/1500〜4000rpmを発生。

試乗会は幕張のホテルを基点に、有料道路をひと駅往復してくるだけだったが、朝の通勤時間帯のせいか、多くのクルマから注目をあびた。このデカールのせいもあるが、走りっぷりの良さも注目されたに違いない。
このTSIトレンドライン仕様の車両重量は1370kg。122psで割るとウェイト/パワー・レシオは11・2kg/psとなる。この数字自体は目覚しくもないが、7段ギアボックスと組み合わせることにより、3.764から0.795のオーバードライブ・レシオまでの広範囲にわたる速度域をカバー、パワフルな加速と低燃費を両立させている。10・15モードで15・4km/lは立派。
メーター上の100km/hはエンジン回転が2000rpmに満たなく、いかにも省燃費運転をしているという実感がある。そして一旦加速体制に入れば、2.5リッタークラスの加速感が得られる。排気量をあらかじめ知らされていなければ、とても1・4リッターとは思えない走りっぷりで、大きめの余裕ある居住空間とともに、がっしり強固な車体や造りのいいボディなどなど、これで248万円ならばお買い得感はいっぱいだ。
サイズアップして少し大きなエンジンを積んで、外観だけ変えて ただ漫然と繰り返されるモデルチェンジでは今や商品に魅力がない。高性能化とエコという時代の要請にまじめに取り組んで技術力をアピールする、そんな知的な商品こそおおいにそそられるものがある。小排気量エンジンで効率を追求し(ツインチャージャー)、さらにそこまでの高性能はいらないから、もう少し燃費を稼いで・・・という、このシングルチャージャー+7速DSGのゴルフ1・4は賢者の選択と言える。個人的にはこれではややサイズが大きい。今後登場するであろうポロやルポが楽しみ。
- 2008/06/26(木) 01:00:36|
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