クルマのある風景(020)=クラウン

 2013-03-07
クラウンのプレス試乗会は横浜で行われた。

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14代目のクラウンは顔が大きくなった。基本骨格は前代とほぼ同じ。

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今回のMCの目玉。2・5リッター4気筒エンジンとモーターによるハイブリッドで3リッターV6に匹敵する動力性能とモード燃費23・2㎞/Lを実現。

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エンジンとモーターとジェネレータの3要素をプラネタリーギアで結ぶ基本構造に変わりはないが、モーターのリダクション部分が2段から1段へと単純化された。最高速度は一応180㎞/hが想定されており、日本市場では十分な高速性能も確保されている。

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何も知らずに乗っていていい後席住人にとって、活発な動力性能と静粛な走行空間さえあれば、ほかにはそれほどほしいものはないだろう。シリーズ中の約7割が法人需要となるクラウンにとって、このハイブリッド仕様がメインになることは喜ばしい。

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ハイブリッド仕様は410万円~543万円と比較的安い価格設定。そして大胆なデザインなどユーザー層の若返りを図ったのが今度の開発意図。

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試乗車中一番不人気だった4WD仕様にも乗る。エンジンは2・5リッターV6。380万円~513万円。山間部や降雪地方の業務使用車に最適か。フルタイム4WDではあるが、・・・うーむ、全体の洗練度は今ひとつ。

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4台のった中で個人的には一番クラウンらしい仕様に思えたのが3・5リッターV6+8AT仕様。グリルのデザインが異なるアスリートにのみ設定あり。497万円~575万円。アイドル・ストップも無く、特別な手助け装置はないけど、普通に気兼ねなく使える。4気筒でも止まっているエンジンは当然静かではあるが、回っていても静粛な回り方をすると「いいエンジンだなー」と思う。

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この角度からみると基本骨格は先代と同じことがわかる。アスリートの方が少し抑揚が加わり若向きとなる。

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今回はインターコンチから首都高経由で大黒パーキングを往復したあと、MM21の市街地をのろのろ這い回って計21kmのルートを同じように走った。ハイブリッド車は給油後トータル(試乗会モード)の平均燃費が12㎞/L台であったが、返却するときには13・6㎞/Lまで上がっていた。ドラコンの操作がわかってきた最後の車は単独の平均燃費で15・8㎞/Lを記録。1660㎏の重量車の燃費としてかなり良好。3・5リッターV6は7・2㎞/Lであったが、コレだって昔にくらべれば格段に良くなっている。

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話題を提供している「ピンクのクラウン」。これも販売に向けてメーカーとしての責任上の確認作業に入っており、本気で売るつもりらしい。

 トヨタのように膨大な車種を抱えるメーカーにとって、クラウンのような車種は難しい存在でもある。たとえばキャデラックの場合には「先進性」をうたってFWD化したことで一応の成功を見た。それでも今ではまたRDWに戻してしまった経緯もある。4WDにすれば究極か、というとそういうものでもなさそうだ。理論的に推し進めていくことも大切ではあるが、クルマは個々の魅力が好まれる部分も多い。ハイブリッド技術はその辺の部分を適当に塩梅したオモシロい商品ではあると思う。だから時代性とか職業上の意見を言えば、もちろんお勧め商品ではあるけれども、改めてフツウのV6クラウンに乗ってみると、やはりそれが一番魅力的に思えたのも事実。

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