クルマのある風景(414)=フェラーリ488GTB
2016-01-14
年末にWeb CGの取材で、フェラーリ488GTBに乗るチャンスがありました。年始めの原稿がフェラーリというのもイイ気分ですねー。
たぶん今日あたりアップされるでしょう。詳細はあちらをお読みください。

ガンメタっぽいグレーかと思ったら、光の当たり具合や空の色などで微妙に発色が変化する不思議なボディーカラー。フェラーリはやっぱり赤だろーと思っていたが、一見地味ではあるがこの色も見慣れてくるとなかなかイイ。

458イタリアの発展型だろうと想像していたら、凹凸の利いた表面処理でまったく違う雰囲気を創り出し、迫力も加わる。結構大きなクルマながら、乗って走り出してしまえばサイズはそれほど気にならなくなる。スッスッと遅滞なく動くソリッドな感覚が身軽で、それがサイズ的に小さなものを感じさせる。

ノーズもフロアもロードクリアランスを確保。イタリアの高性能車はこうした実用性も大事にしている。

ギアポジションとエンジン回転を優先、速度はそれほど大事じゃない?ということか。もちろん速度表示も可能。

ワイパーやウィンカーもプッシュ・スイッチ。ホーンはステアリング・ホイールの真ん中より上の内側部分を押す。操作性としてはあまり芳しいものではないけど、リムを握ったまま鳴らせる。

スイッチ類がたくさんあって、覚えるのが大変。自分のものになってしまえば、スッと自然にソコへ手が行くようになるのだろうか。

シートクッションの横縞の縫い目はフェラーリの伝統的処理。これは強いブレーキング時など、腰を前後Gに対抗させるのに有効。

ガラスハッチを通してエンジンは外から見える。

光の具合によって、グリーンが入った淡いシルバーのようにも見える不思議な輝き。

この角度から見る488GTBの後ろ姿が一番好き。迫力ありますネー。顔は458の方がすっきりしていてイイ。
昨年春にモデナのフェラーリ・ミュージアムを訪れたときには、まさか488GTBに乗れるとは思ってなかった。やはりフェラーリは乗ってみないと真価はわからない。見ただけでも想像はできますが・・・。ドライバーズカーの最高位だと思う。どんなステージでももはや288GTOより速いんだろうな。それでも尚、クルマに負けてしまうのは判っていても、自分の足で踏むクラッチ付のMTがあればそっちにも乗ってみたいナ。
スポンサーサイト